お見積りの仕方について

業界ノウハウ

2021年04月29日

お見積りについて話したいと思います。

ob-websysのサイトでは、「リーズナブルな価格」と銘打っております。
リーズナブルとは安いという意味ではありません。
納得できる理由のある、という意味です。

裏付けのある、納得できる価格を提示すること。
まずはお見積りの作成時に、値段にはお客様が納得のいくような説明ができなければいけません。

お見積りの仕方の実際

では、ob-websysはどうしているかですが、通常は工数に単価を掛けてお見積りを作成しています。
この作業は何時間かかりそう、というのを積み上げて納期と価格を決定していく手法です。

ただ、この「何時間かかりそう」というのを判断するのは、経験の少ない技術者だとハードルが高いものです。
多少経験を積んでも、未経験の作業や未知のサービスが関わってくる工程だと、なかなか何時間、と決めづらい部分があります。

私などは、そういうときはある程度割り切った見積りを出してしまいます。
躓いたら10時間以上かかるかもしれないけれど、うまくいけば2時間程度でいけるかもしれない。
これくらいの上下の予測がたてられる場合は、では4時間貰って、あとは全体の工数で10時間かかっても間に合うように納期で余裕を持たせよう、と考えていきます。

10時間フルで工数を貰うと、自分にとっては安全ですが、お客様にとっては価格が高くなりすぎる場合もあります。
よほどのお客様こだわりの機能であれば別ですが、、このあたりのバランス感覚を培うのは経験による部分が大きいと思います。

問題点

工数を積み上げて計算していくと、一つ問題があることに気づきます。
それは習熟してベテランになるにつれ、作業に必要な工数が減っていってしまうことです。

駆け出しの感覚では30時間かかる作業も、ベテランになると10時間の工数で出来るようになることもあります。
この場合、お見積りは30時間で通常単価を掛けて提出するべきでしょうか?

答えはノーです。
世の中には相場というものがあり、競合他社が存在しています。
高すぎるお見積りには、競合他社との相見積もりという形で敗北が待っています。
それに相場というものはたいていはベテランの工数をもとに漠然と決まっているものです。
相場観については、ランサーズ等のサイトにも載っているのでそちらを参考にできる部分もあるかもしれません。

https://www.lancers.jp/help/beginner/lancer/examples

この作業にn時間、あの作業にn時間と積み重ねていき、相場の値段を全体の工数時間で割るとおぼろげな単価が見えてきます。

ベテランだと10時間、ルーキーだと30時間の工数。予算もあるし相場もある。
ルーキーのうちは時間単価は低くなる傾向にあると思います。
ただベテランになり必要な工数が少なくなれば、少ない時間で次の仕事に移ることができます。
これを修業期間と言うのでしょうが…腕を上げ効率を上げると時間単価が上がり稼げるようにはなるはずです。
世のプロジェクトは、予算は取りづらいけど納期に余裕は取りやすいのが多い印象があります。

工数に説得力を持たせるには

コーディング作業を例にします。
ob-websysでは、一律にページいくら、と決めるのではなく、必ずデザインを確認した後、個別にかかる工数を算出しています。
まずは工数1時間で1ページのどこまでできるかを考え、それに足し引きして工数を算出します。
このデザインパーツは前のページで作成済みのデザインだから、このページではコピペでいけるからここは工数を引いて…とやって細かく工数を出していきます。
使いまわせないデザインパーツが頻出するページではもちろん工数を足して提出します。

こうして丁寧にお見積りをしていくと、ページ工数というのは、あまりフラットな数値で出すのが難しいのがお分かりいただけるかと思います。
丁寧にページに工数を付記してお見積りを作成していれば、このページは高い、と突っ込みが入っても数字の裏付けのある、納得できる説明ができるはずです。

ob-websysでは、必ず丁寧にお見積りをして工数を計上しています。

終わりに

他にもお見積りの手法はあるかと思いますが、こんなやり方でやっていますという文章になりました。
ブログの方向性もおぼろげに見えてきた気がするので、またこんな感じの業界ノウハウもアウトプットしていくかもしれません。
また次回もよろしくお願いいたします。