コラム
2021年04月29日
宮城県仙台市出身、80~90年代に幼少期を過ごし、リーマンショック前のIT好景気に乗じて上京し就職、東日本大震災の後にまた仙台に戻ってきました。
仙台の会社でWeb系の技術を身につけて、雇われが向いていない性格だったのもあり、Web系フリーランスとして現在に至ります。
子どもの頃の記憶はあまりはっきりしていないものが多く、ときどきの感情ばかりが思い出される感じです。
ただ、退屈しのぎで小説をたくさん読んでいたのを覚えています。
当時はネットもなく、テレビを見る機会も限られていたので、子供部屋で出来ることといったら、ラジオを聞くか本を読むくらいでした。
マンガもたくさん読みましたが、すぐ読み終わってしまうので、中学生くらいから小説に手を出し始めました。
司馬遼太郎の歴史小説をよく読んでいたのを思い出します。
歴史の面白さというより、ヒロイックな話としての面白さに惹かれる部分が多かったと思います。
こういう理由があったから勝った、こういう理由で負けた、など後世の視点から明快な解説があったのも、自分にとってはおもしろい読み物でした。
ほかには安部公房もよく読んでいました。理不尽で奇妙な世界観の感覚、当時の自分の自意識がそういうものに惹かれていたのを思い出します。
勉強は嫌いでしたが歴史小説のおかげか、大学受験のときに某公立大学の1教科受験というのがあり、日本史を選択して合格通知を貰ったのを覚えています。
県外に出る決断ができなかったので行かないことにしましたが、、もったいないことをしました。
今の自分を形作っているのは、子供の頃に小説を読んでいたおかげ、とは言えない部分も多いのですが、
ゲーム業界が一番激しく動いていた時代に過ごしたこともあり、今でもゲームは大好きです。
ただ最近は対戦ものばかりがクローズアップされていて、協力系のゲームがさっぱり出てこないのがなんとも寂しいところで…
こちらはまた稿を改めて。
初回なので今回はここまでにします。
これから書いていくブログの下敷きとして、こんな人間が書いていますというのがおぼろげながらイメージできれば幸いです。